2013年8月12日のトレンドたまごは、中国からの話題。
中国の典型的な農村地帯の風景が広がっています。
北京支局の飯嶋勝弘デスクが取材していました。
担当は、大澤亜季子アナウンサー。

飯嶋 「中国の農村では田畑に水を引くため、かんがい用のホースを使っています。
ただ、使っているうちに、穴が開いて水が漏れ出してしまいます。」

放っておくと、ますます大きくなってしまうホースの穴。
そこに、
「私にまかせてください」という人物が登場しました。

山東省陽谷県で農業を営む候さんは、
かんがい用のホースの穴をふさぐ機械を発明しました。

まず、ホースの中に平らな石を入れて、
穴をカバーできるホースの切れ端を載せます。

それを紙で覆って、鉄の囲いを載せ、機械で挟み込みます。
10秒間プレスすると、機械の高温でホースの素材が溶け合い、
穴がふさがるというわけです。

候さん 「はい、できた。これでもう水漏れしませんよ。」

農民を悩ませるホースの穴。
候さんは、9年前に穴をふさぐ機械の開発を決意。
村の人にからかわれないように、夜中にひっそり研究を続けました。

候さん 「私はただの農民で図面も書けなければ、インターネットもできなかった。
時には徹夜もしましたよ。」

飯島デスクもホースの穴をふさぐことに挑戦しました。
手順どおりに進めていくとうまくいきました。
「ご覧ください。穴が完全にふさがりました。」

9年かけて機械を作り上げた候さん。
穴を一つ5円で修理する商売を始めました。

農民 「出かけてきて修理してくれたんだ。
とっても役に立ったよ。
ほんの5円だから、お金と水を節約できるしね。」

今では部品を街の工場に発注し、組み立てた本体を
およそ1万5千円で販売しています。

1年で200台以上売れたといい、候さんの夢が広がります。

候さん 「農業用品の展示会に参加したとき、外国人がOK、OKといってくれた。
とてもうれしかったですよ。」

中国の農村で生まれた発明が、海外に羽ばたく日が来る?

【まとめ】
・企業名=個人の発明(中国 山東省陽谷県)
・商品名=かんがい用ホース修理機
・価格=約1万5,000円
・発売日=発売中

【トレたまアーカイブ】
2013年8月12日(月)農家を救う?修理器具「かんがい用ホース修理機」
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/post_47565/


候さんが、周りの人達にからかわれないように、
夜中にこっそり研究したというのが、印象的でした。

確かに、中国の田舎だと保守的な言動が多いというイメージがあります。
新しいことをしようとすると、批判が集まるような気がしますね。
それに負けずに、継続したところが見事だと思います。