2014年3月21日(金)のトレンドたまごは
「誰もが知っているあの昆虫がヒントになりました」とのこと。
担当は、相内優香アナウンサー。

相内 「どこからかクラシック音楽が聞こえますね。」
相内アナウンサーは、扉を開けて、
ある部屋に入っていきました。

「こちらの部屋から音が鳴っていたんですね。
結構離れていても、音がクリーンに聞こえました。」

慶應義塾大学 環境情報学部 武藤教授
「実は、これはですね、スズムシの原理を使って
作ったスピーカーです。」

秋になると澄んだ音色で鳴き始める、スズムシ。
どんな仕組みなのかというと、、、

オルゴールとプラスチックの板を使って実験です。

プラスチックの板にオルゴールを当て、
そのプラスチックの板を曲げていくと、
音が大きくなりました。

武藤 「音はなかなか減衰しない。」

スズムシの音には主に二つの力が働いています。
一つは鈴虫の羽にある多くの筋です。
この筋があることで、羽がピンと幕を張っています。

二つ目は、この羽を擦り合わせる力です。
ゴムのように張った羽と、それを重ね合わせる力によって
100メートル先まで澄んだ音を届けることができます。

実験用のスピーカーのボードは、スズムシの羽に似せた構造で、
ボードを真ん中でとめてしならせて、二つの力を再現しています。

また、音が響きやすいところでも、クリアに聞こえるという
性質もあります。

音が反響しやすい駅などで採用する計画が進んでいるほか、
家庭向けに小型化した製品を、5月をめどに販売する予定です。

武藤 「防災上、アナウンスが聞こえることが重要なので、
そういう場で使うというのも重要かなと思います。」

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・開発者=慶応大学環境情報学部 武藤佳恭教授
・商品名=未定
・価格=未定
・発売日=5月を予定
スズムシの羽の構造を模したスピーカー
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【トレたまアーカイブ】
2014-03-21(金)スズムシ スピーカー
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/post_62810/


相内
「スズムシって、
どこからないているのか分からなかったりしませんか?
実は遠いところから鳴いていたりします。」

韓国の地下鉄ですでに650台、採用されているほか、
都知事選でも、街頭演説で貸し出しをしたそうです。

今後様々な、スピーカーがスズムシスピーカーに
なるかもしれません。

森本 「動物の生態を製品に落とし込むって、最近増えてますね。」

オーディオマニアは、音の追求にお金を惜しみませんが、
音には、差があるということなのでしょうね。

ただ音を出すというのではなくて、
その音の質ということにこだわると色々な工夫が必要になると思います。

自然の中に、まだまだ絶妙な技術は隠れているんでしょう。